目次(2019-21)

ー 古事記目次(Ⅱ) 

(301天火明命:邇藝速日命・・・脇役に閉じ込められた邇藝速日命、彼こそ天照大御神の直伝の・・・
(302神八井耳命・・・大物主大神の孫、当然ながら出雲に深く関わるが、それだけではなく各地に子孫を・・・
(303倭建命:白鳥御陵・・・ちょっと先走りだが、明確ではなかった白鳥御陵白鳥が横たわっている処・・・
(304大倭日子鉏友命(懿徳天皇)の御子:多藝志比古命・・・葛城の地に侵出した天皇達は弛まぬ努力・・・
(305大倭帶日子國押人命(孝安天皇):忍鹿比賣命の御子・大吉備諸進命・・・吉備、その詳細が・・・

(306大倭根子日子國玖琉命(孝元天皇):大毘古命・少名日子建猪心命・・・邇藝速日命の子孫穂積・・・
(307大毘古命之子:比古伊那許士別命・・・大将軍大毘古命の後裔達、それなりの活躍をするようで・・・
(308古事記の『櫻』:櫻井臣・櫻井田部・若櫻宮・・・櫻=木+貝+貝+女。この四つの地形が揃う・・・
(309建内宿禰:若子宿禰・久米能摩伊刀比賣・怒能伊呂比賣・・・ありふれた文字程解釈が難しいの・・・
(310若倭根子日子大毘毘命(開化天皇):春日之伊邪河宮・・・大毘毘命の宮、春日の中心の詳細が・・・

(311丸邇臣之祖日子國意祁都命之妹・意祁都比賣命と日子坐王・・・もう一人の大将軍、実は近くに・・・
(312曙立王・菟上王・・・後に大活躍の二王だが、それに伴って祖となる地が記述される。その詳細を・・・
(313若倭根子日子大毘毘命:葛城之垂見宿禰・鸇比賣・建豐波豆羅和氣・・・日子坐王の派手さは・・・
(314御眞木入日子印惠命(崇神天皇):初國之御眞木天皇・・・師木に侵出した天皇、その坐した場所は・・・
(315丹波比古多多須美知能宇斯王・・・息長一族、丹波の地を隈なく広がって行く。天皇家は豊かな財源を・・・

(316古事記の『遠津』・・・遠いところにある and/or 遠大なではなく、ゆったりとした三角州がある・・・
(317伊久米伊理毘古伊佐知命(垂仁天皇):印色之入日子命・・・:地形象形文字である・・・
(318大中津日子命・・・天皇家草創期における、本当の英雄であろう。倭国の北限、南限にまで子孫を・・・
(319沙本毘賣命(佐波遲比賣命):品牟都和氣命(本牟智和氣命)・・・沙本一族は霧散し、曙立王が・・・
(320古事記の『恵賀』・・・河内の中心、そこは古代の墓所であった。それを示すの文字解釈が・・・

(321大碓命の系譜(再)・・・天皇が召し上げようとした比賣を横取り?…何とも血迷った命の物語りだが・・・
(322八俣遠呂智・・・越に住んでいる大蛇が毎年襲い掛かって来るのだとか…読み手が勝手に作り上げた神話で・・・
(323大帶日子淤斯呂和氣命(景行天皇)の事績・・・八十人の御子を誕生させたこともあるが、倭国の礎を・・・
(324御眞津日子訶惠志泥命(孝昭天皇):葛城掖上宮・・・一文字一文字の紐解き、おろそかにしては・・・
(325古事記の『山邉』・・・山辺の道と親しまれる道…だが、やはりであろう。それが古事記の表記・・・

(326大八嶋国:淡道之穗之狹別嶋・・・伊邪那岐・伊邪那美が最初に生んだ島である。何故こんな長い名前・・・
(327忍坂大室と土形・・・何となく解るからと詳細詰め不足…改めて紐解くとやはりしっかり地形象形がなされ・・・
(328石衝別王・石衝毘賣命(布多遲能伊理毘賣命)・・・それとなく比定された場所、含まれている意味は・・・
(329山代國之相樂・弟國・・・天皇の娶りには、あからさまな記述が多いようである。駄洒落にお付き合いを・・・
(330筑紫國之伊斗村・御裳之石・淡道之屯家・・・息長帶比賣の彷徨は、真に筑紫の隅々を知らせて・・・

(331淤能碁呂嶋・・・鹽が累積してできた島と言いつつ、そこは火を噴くところと述べている。淤能碁呂とは・・・
(332高志前之角鹿:都奴賀・・・角鹿で十分に比定できるが、更に都奴賀と…余程ピッタリの地形象形か?・・・
(333品陀和氣命(応神天皇):高木の御子・・・高木言向和した天皇は一気に御子を配置するのだが・・・
(334青雲之白肩津・楯津・日下之蓼津・・・邇藝速日命一族との戦いが始まる。記念すべき初戦の場所・・・
(335品陀和氣命(応神天皇):蟹の歌(再々読)・・・柿本に本拠地を築いた丸邇一族、天皇家にも根付く・・・

(336大后息長帶日賣命:礒名謂勝門比賣・・・比賣様ではない。ではなく、突き出た岩である・・・
(337古事記の『小楯』・・・古事記本文では袁陀弖と記述される。夜麻登に掛かる枕詞と知られるのだが・・・
(338建内宿禰:平群都久宿禰・木角宿禰・・・平群・角の地の詳細である。彼らは確実にその地に根を・・・
(339大帶日子淤斯呂和氣命(景行天皇):『淤斯呂』とは?・・・和風諡号に潜められた地形が示す・・・
(340當摩之咩斐・酢鹿之諸男・菅竈上由良度美・・・當摩の地の詳細である。當麻ではないかも?・・・

(341大雀命(仁徳天皇):蝮之水齒別命・・・さすがにだけあってが凄い…何とも戯れた記述なのだが・・・
(342建御名方神・科野國之州羽海・・・古事記にたった一度だけ登場する神、出雲国が歴史の表舞台から退・・・
(343八尺勾璁・八尺鏡・八咫烏・・・三種の神器にも数えられる勾玉・鏡と有名な、それらに尺(咫)が含・・・
(344山部小楯・大楯・・・小楯夜麻登枕詞と知られる。それは何を意味しているのか?…のように並ぶ?・・・
(345伊邪本和氣命(履中天皇):『波邇賦坂』の再考・・・焼け出された伊邪本和氣命、この坂しかない・・・

(346袁本杼命(継体天皇):坂田大俣王之女・黑比賣・・・唐突に記される…それで読み解けるからか・・・
(347平群の志毘と菟田の首等:再考・・・万葉仮名の世界…正に万葉な意味を伝えている。凄まじいかな・・・
(348淡海國賤老媼:置目・・・淡海国 ≠ 近淡海国である。世の中、全て近江となって…久多の状況を呈して?・・・
(349伊勢大神之宮:佐久久斯侶伊須受能宮・外宮・・・現在の伊勢神宮の”本貫”の地である。何とも難解・・・
(350大年神:大山咋神(山末之大主神)・・・大年神の多数の御子の一人。琵琶湖の畔で祀られているのだが・・・

(351御眞津日子訶惠志泥命(孝昭天皇):天押帶日子命・・・天皇の兄の活躍、大国に向かっての第一歩・・・
(352宇遲能和紀郎子・大山守命:宇遲能和多理・・・兄弟の戦闘場面、なかなかに意味深いものがある・・・
(353古事記の『蠅』・・・蠅伊呂泥蠅伊呂杼の二人の比賣がいたと伝える。麗しき比賣に付ける名前か?・・・
(354天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命:稻氷命・・・筑紫国を最初に平定した命であることが解った・・・
(355天照大御神が生んだ五柱男子・・・再読である。現在も常用される漢字、その解釈を疎かにしては・・・

(356神倭伊波禮毘古命:槁根津日子・・・なんとなんと「高」の文字解釈が漸くに落ち着いたようで・・・
(357陵墓の一覧図・表・・・古事記記載の天皇陵を取り纏めた。近淡海国(現行橋市など)は御陵だらけのようで・・・
(358古事記の『帶(多良斯)』・・・文字と地形のイメージとが比較的素直に結びつく表記である。二三の例を・・・
(359古事記の『宿禰』・・・宿禰は尊称と言われる。その由来は何と?…古事記は必ず地形と絡めて…すると・・・
(360近淡海の『近』・・・近淡海→近江とする根拠?…が示す意味は近い?淡海→近江?を省略?・・・

(361間人穴太部王・三枝部穴太部王・・・間人穴太部も、多分に漏れず地形象形しているようで・・・
(362古事記の『高千穂』・・・高千穂の解釈も多様である。現地名の由来に真っ当なところは一体幾つある?・・・
(363豐葦原之千秋長五百秋之水穗國・・・…古事記に頻出の文字である・・・
(364竺紫日向の『日向』・・・日向=日の当たるところの解釈でよいのだろうか?…日に向かうなら西も東も・・・
(365天之御中主神・高御產巢日神・神產巢日神・・・世に造化三神と言われる神々。恐れ多くも鎮座の・・・

(366高御產巢日神之子・思金神と神產巢日神之子・少名毘古那神・・・神の中の神の子達は父親の坐・・・
(367奧津余曾之妹・余曾多本毘賣命:天押帶日子命・・・尾張奥津に漸く辿り着いたようである・・・
(368尾張連之祖・意富阿麻比賣・・・前記に続き尾張の物語…意富阿麻尾張に存在しているようで・・・
(369古事記の『香』・・・香(山)は幾度か古事記に登場する。出雲伊豫之二名嶋にあったとしたが・・・
(370猨田毘古大神・猨女君:阿邪訶・海鼠・・・猨(猿)はテナガザルのことらしい。天狗の様相は何故?・・・

(371『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅰ)・・・古事記の地形象形手法を魏志倭人伝に適用すると・・・
(372『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅱ)・・・前記に続いて倭地の全体…その国の東方は海が・・・
(373『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅲ)・・・卑彌呼は何処に居たのか?…官の名前は何を示・・・
(374『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅳ)・・・旁國にある鬼國は一大率が治めるところ…鉄?・・・
(375『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅴ)・・・大夫等の登場人物もちゃんと出自の場所を示し・・・

(376伊須氣余理比賣命之家:狭井河之上・・・少し旁国を巡って、帰着。見知らぬ地だが言葉が通じたよう・・・
(377大長谷若建命と葛城之一言主大神(再)・・・一言主大神との遭遇…それは何を示そうと、再掲すると・・・
(378『古事記』で読み解く『隋書俀國伝』(Ⅰ) ・・・隋書俀國傳、古事記の地名・人名で繋がる古代・・・
(379『古事記』で読み解く『隋書俀國伝』(Ⅱ) ・・・引き続き隋書俀國伝に登場する人物名を読み解く・・・
(380古事記序文:飛鳥淸原大宮御大八洲天皇・・・古事記新釈もいよいよ大詰めかな?…天武天皇が坐・・・

(381『古事記』で読み解く『後漢書倭伝』・・・中国史書に登場する最も古い記述である。それも地形象・・・
(382『倭族』:『倭奴族』・『天神族』・・・鳥越憲三郎氏が提唱した『倭族』江南から朝鮮半島を経て日・・・
(383『古事記』で読み解く『隋書俀國伝』(Ⅲ) ・・・俀國の邪靡堆にあり、裴世清は彼都に留ま・・・
(384『古事記』で読み解く『魏志倭人伝』(Ⅵ)・・・對海國・一大國の沿岸海路の距離は見事な精緻さで・・・
(385八重事代主神:天逆手矣・青柴垣・・・問い詰められた事代主神は”不可解な行動”をして隠れたと・・・

(386『古事記』で読み解く『宋書倭國伝』・・・倭の五王:讃・珍・濟・興・武は何処に居たのか?・・・
(387『古事記』で読み解く『旧・新唐書東夷伝』(Ⅰ)・・・凄まじい頻度の遣使を送った…日本國登場・・・
(388『古事記』で読み解く『旧・新唐書東夷伝』(Ⅱ)・・・空白の五十年間…そこには重要な戦略が・・・
(389『古事記』で読み解く『旧・新唐書東夷伝』(Ⅲ)・・・新唐書の天皇諡号、誤写と簡単に片付けて・・・
(390銅鐸と古墳・・・古代における稀有な遺物・遺跡、だがその素性は全く不明。混迷の歴史学の象徴であろう・・・


目次(2017-8)
・古事記新釈(古事記の記述順で収録)
・参考資料 :天皇系図 古代の海面
・その他  :天皇の宮一覧図・表 陵墓の一覧図・表  邇藝速日命関連